【レッドワールド】





 そんなこんなでニビシティに到着。
 トキワの森は入り組んでいて、方向音痴な私は本気で迷いかけた。いや、迷った。
 度々勝負をしかけてくる虫とり少年に道を聞き―教えてくれなかったからバトルで勝利―、事なきを得たのである。
 虫とり少年たちに感謝。

 ニビシティのポケモンセンターへ行ったあと、住人に話しかけ情報収集をする。
 確かグリーンがジムがどうとかって言ってたからなあ。
 ポケモンリーグに出るためにたくさん闘わなきゃねー。正直めんどい。ポケモンセンターに就職したい。
 でも私サトシの立ち位置っぽいし、一応チャンピオンを目指そう。なれるかはわかりませんが。
 努力します。

 ふ、と頭に浮かんだまま行動してみた。
 モンスターボールを放り投げピカチュウを頭に乗せてみる。

 みしっ

 肩に乗せてみる。

 みしっ

 地味に、重い……。
 ピカちゃん何キロよ。って6.0kg!?
 おま、これは重いよ。これ肩に乗せてたら凝るわ。
 でもサトシ乗せてたよね。男女の違いか?

不思議そうな顔をするピカちゃんを撫でてからボールに戻す。

 再び情報収集に戻る。
 のんびーりしている男性に話しかけると、有無を言わさず博物館に連れていかれた。

「入場料は50円になります。お楽しみ下さい」

 50円かー残金1200円なり。
 古代のポケモンの化石やらロケットやら月の石やら……月の石は若干怪しいが、化石は素直に凄いと思った。めったに見れないし。二階までしかないのはどうかと思うけど。
 でも50円ならこんなもんなのかな。

 博物館を出て再び彷徨く。


 ヤンキーっぽい男が立っていた。
 いや、これは無理。話しかけられない。ヤンキー怖いよ。
 グリーンもちょっと柄が悪くてヤンキーっぽいけど、へたれだし。
 目立たないようにそろそろと歩こうとしたら、

「おい」

 わー! 声をかけられました。

「なんですか」
「お前、トレーナーだろ。タケシが相手を探してたんだ」

 問答無用で連れていかれました。
 あれ? デジャブ。この町では強制連行が流行っているんですか……。

 大きな建物の入口に到着し、説明を聞くと。
 どうやらここがジムらしい。タケシに勝つとバッジが貰える、と。なるほど。

「お前が勝てるかわからないけどな!」

 ヤンキーなお兄さんは颯爽と去って行きました。じゃあ連れてくるなよ。

 タケシってあれだよね、アニメで出てきてた岩系?土系?のポケモン中心な人だよね。
 私の仲間になるのかな。ちょっとわくわくしながらジムに入った。


 タケシに辿り着くまでに二人のトレーナーとバトルした。
 ぼっこぼこにしてやんよとばかりに乗り込んだ私だが、中々強かった。
 それでも勝ちましたが!

 ポケモンセンターへ行き回復してからタケシに勝負を挑む。

「バトルしようぜ!」

 もう決め台詞はこれしかねえ。
 さっそうとバトルを開始したわけですが、タケシのポケモン強いっす。
 どうやら耐久性に優れているようで、持久戦になった。水ポケモンほしい。

 ピカちゃんは早々にやられ、コラッタも危ない。最後の頼みの綱、カゲっち召喚!
 レベルはこっちが高いとはいえ、中々相手のHPが減らない。カゲっちもじわじわとやられてきている。
 寸でのところで勝った。やったー!

「お疲れ様、カゲっち」

 お? おお?
 ――たらららったら〜カゲっちはリザードに進化した!
 おめでとう! カゲっち!!
 って、リザードになってもカゲっち。ニックネーム失敗した!!

 タケシが何か良いこと言っているが、ニックネームについてのことで頭がいっぱいで聞いていなかった。
 どうやら仲間にはなってくれないようである。さよなら。

 ニックネーム、いつになったら変えられますか?
 それとも、このままですか?

 カゲっちでもいいと思うけどね。

 それよりも、カゲっち……リザードになったら何か、ドラゴン○ールの魔人ブウの細いのに似てるね。







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