【そんなバカに惚れたお前はもっとバカ】






 れっどちゃんが男の子みたいになったのはいつからだろうか。
 確か、れっどちゃんの六歳の誕生日から少しずつ変わっていったっけ。
 最初は僕と同じような恰好だからお揃いみたいで嬉しかった。
 でも毎日過ごすうちに前みたいに可愛い服を着なくなって、僕は思ったんだ。

 れっどちゃんがどこかに行っちゃったって。

 それ以来れっどちゃんのことをレッドって呼ぶようにした。 れっどちゃんだと認めたくなかったから。  レッドはかっこよくて女の子にモテモテ。
 対して僕は、弱虫で泣き虫で、今までれっどちゃんがいなくちゃ何も頑張れなかった。

「レッド! おまえなんかにまけないんだからな!!」

 だから僕はレッドより強くなってかっこいい男にならなきゃいけないんだ。 いっぱい頑張るんだ。
 だって僕はれっどちゃんのこんやくしゃだもん。
 本当はレッドはれっどちゃんだってわかってた。 頭がよくて、優しい所とか、僕の一番好きな笑顔。何一つ変わってないもの。
 でもレッドに勝つまでは頑張り続けるって決めたから。 れっどちゃんを守れるようになるために!
 その時にもう一回結婚の約束するんだ。





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